株安で年金運用が巨額の損失、でもそこまで心配ないって本当?

新型コロナウィルスのパンデミックで、日本を始め世界の株式市場に激震が走っています。
「私たちの年金の運用で巨額の損失が!」と叫ぶ人たちが出てきますが、本当なのでしょうか?

今回の株安によってGPIFの資産が20兆円以上も目減りしたという報道もありました。今回の損失だけを声高に批判している国会議員までいます。株価が下がると必ず出てくる、不安を煽って偏った考えを主張する人たちです。

しかしGPIFは、この20年間で70兆円以上も増やしているのも事実です。

今回は、年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)とはどういった組織なのか?私たちの年金は大丈夫なのか?詳しく解説します。

GPIF(年金積立金管理運用独立法人)とは?

国民年金と厚生年金の年金原資を安定的に資産運用することを目的とした日本政府がつくった組織です。GPIFは略称でGovernment Pension Investment Fundの頭文字をとっています。

そもそも高齢者に年金給付として払う年金原資は、その時の若い世代が毎月払う保険料で賄われています。そして、その余剰分を積み立てて、未来の人口減少つまり、高齢者を支える働く若い世代の減少に備えて運用しようという考え方に基づいています。

156兆円を運用しています。19年間で74兆円増えてました。

今回の新型コロナウィルスパンデミックによる世界で起こった株安で「年金崩壊」と言ったキーワードをつかうメディアや国会議員がいます。

しかしながら、余剰金を運用している現状としてはちゃんと増やしてきました。2001年から運用を始めて、現在156兆円を運用していて、19年間で74兆円増えました。

GPIFのホームページより
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巨額損失を不安だけあおるのは間違い。

新型コロナウィルスパンデミックによる株式市場の暴落は、そこだけを見れば、運用の失敗と大きな声を上げ、年金という国民の財産を減らしたと政府を批判する材料にする人たちが湧き出てくるのも当然といえば当然です。

しかし、批判する人たちは、20年間で70兆円をこす運用益を出してきたことをきちんと伝えることはありません。

そのうえで、今回のことで運用益が50兆円程度に減ってしまったことは冷静に受け止めなくてならないです。

株式による長期運用は、ジグザクしながら成長を見込むもの

今回の株価暴落は、2008年リーマンショック(金融システム自体の信頼の失墜)とは違い、ウィルス感染を避けるための経済活動の縮小が、飲食店やサービス業などへの一時的な資金不足が大きな原因です。リーマンショックでさえ株価は数年で元に戻りました。

未来の予測をすることは安易にできるものではありませんが、過去、何度も株価の暴落から立ち直ってきました。今回もその例外ではないと私は思います。

まとめ

株式運用をしているというと、今回のような大きな値動きを捉えて一喜一憂するのは仕方ありません。誰でも自分の資産が減ったら嫌です。

でも、株式運用は短期ではなく長期で考えることも重要です。

アメリカの資産家ウォーレン・バフェット一度買った株を売らないことで資産を雪だるまのように育てるということで有名です。彼の自伝は「スノーボール」日本語にすれば雪だるまです。

年金のような運用は、長期で運用しているということを今一度理解することが大事だと思います。

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Keiichiro SAITO

Keiichiro SAITO

ファイナンシャル・プランナー

令和元年から「金融知識が人生を変える!」をテーマにブログを書いているファイナンシャル・プランナー
▶︎社会人として製薬会社の営業でスタート▶︎社会に役に立つポイントが違うと保険会社へ転職▶︎法人・個人のファイナンス全般のコンサルティング。保険代理店所属
常に新しいことにチャレンジしたい。物事に執着したくない。47歳の東大阪市に住む「FPおじさん」

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