「70歳就業」来年4月からと厚生労働省

厚生労働省は70歳就業のプランを打ち出しました。
これは「年金」や「老後2000万問題」と密接な関係をもつ問題です。

どうして厚生労働省に「70歳まで働け!」と言われなくてはならないのでしょうか?

そして人生100年時代。私たちの老後をどう考えていけばいいでしょう。

結局、老後のお金の問題

厚生労働省が、しゃかりきになって打ち出した「70歳まではたらく」キャンペーンですが、これは働き方改革を勧めていくということではないと思います。

昔に比べると、老後の期間が長くなっているということが一番の問題です。

平均寿命が延びている

各国の平均寿命の延びを見てみましょう。(厚生労働省ホームページより)

寿命

各国、順調に伸びている中でも、日本は特に寿命が延びていることがわかります。

高齢者の人口が増えている

次の厚生労働省が発表している生存数の推移(男性)からわかることを見てみましょう。

昭和22年(1947年)から平成22年(2010年)まで、各年代の男性の生存者をグラフに表しています。
63年しか経っていないのに、日本人の平均寿命が伸びていることがわかります。

グラフを見ていただくと、60歳の段階で、既に人口が半分になっていることがわかります。

60歳のとき同窓会を開いたら、半分の方が亡くなっているというのが当時の常識だったんですね。

今は、60歳のとき同窓会を開いたら、40人クラスで一人か二人程度がおなくなりになられているという程度です。

磯野波平(サザエさん)さんは、実は54歳設定

昔の日本のイメージを推測するのに「サザエさん一家」はとてもわかりやすいです。
「磯野波平さん」は54歳です。そして物語には波平さんのおじいちゃんの話は出てきません。ちなみに「磯野フネ」さんは50歳です。

時代設定を考慮すると、当時のサラリーマンの定年は55歳でしたので、磯野波平さんは、あと一年で定年をむかえるという設定になります。

爆笑問題の太田光さんがちょうど54歳です。太田さんが定年間近と言われると、現代では強烈な違和感を感じます。

深く考えると、定年間近で小学3年のワカメちゃんがいるのも結構ビックリですけど(笑)

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老齢年金や社会保険制度は「サザエさん」のままか

我々のライフスタイルが変化してきているのに、社会保障制度は昔のままということがよくあります。具体的なものが、老齢年金です。60歳支給が65歳支給に変更したのは最近の話です。

ライフスタイルは10年15年延びているのに、年金は5年しか延びていないのが現状です。

足りなくなるのは、必然な老齢年金制度を守るために政府が考えることは、

健康で長く働いて、年金がなくても生活できる環境づくり
ということになります。

「70歳就業」は、年金支給70歳への布石

厚生労働省がうちだした「70歳就業」というキーワードは、元気な高齢者の労働力確保という意味では、ポジティブなイメージもありますが、その後には、必ず年金支給開始年齢の変更がセットでやってきます。

今後、平均寿命の伸びは高度経済成長のときほどは激しくは無いと思いますが、老後まで何十年もある若い世代は、未来がどうなるのか考えて、

 ① 自分、家族のライフプラン
② 仕事の仕方、キャリアプラン
③ 老後の資産形成

をしっかりと考えていくことが重要です。

国と会社が、私たちの老後を考えてくれる時代は、既に終わっています。
サザエさんの視聴率が落ちてきたというのも、当然のことなのかもしれません。

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Keiichiro SAITO

Keiichiro SAITO

ファイナンシャル・プランナー

令和元年から「金融知識が人生を変える!」をテーマにブログを書いているファイナンシャル・プランナー
▶︎社会人として製薬会社の営業でスタート▶︎社会に役に立つポイントが違うと保険会社へ転職▶︎法人・個人のファイナンス全般のコンサルティング。保険代理店所属
常に新しいことにチャレンジしたい。物事に執着したくない。47歳の東大阪市に住む「FPおじさん」

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